Comeとgo
Come とgo
「行く」と「来る」について
Comeとgoの英語と日本語の微妙な違いは英語学習者をよく悩ませます。
Goは「行く」要するに話し手から遠ざかっていく、Comeが「来る」で何かが話し手の方に近づいてくる というイメージが基本だと思います。だいたいは日本語と英語のイメージに差はないのですが、少し特殊なケースがあると覚えておくといいのではと思います。
基本的なニュアンス
Jack will come to Japan.
Mr. Tanaka will go to Hawaii.
特殊なケースがあるからと言って、come とgoがすべて混乱し始めるということは一番避けたいところです。
特殊なケース
話し手(Speaker)と聞き手(Listener)の距離が離れている場合(特に電話などの場合)
I’ll come sometime soon. そのうちそちらに行くよ
ここでなぜcomeが使われるかというとlisterからいうとcomeになるからということです。
飛行機でフライトアテンダントさんのマークのついたボタンを押すと
“I’m coming” という声が聞こえてくるはずです。
社長室に入るときはノックして
“May I come in?” と言います。Comeは社長の立場での動詞です。
Goとcomeに関してはphrasal verbがいっぱいありますので、(go over, come by…) そちらを覚えておくことも非常に大事です。それらを覚えていくにつれ、comeとgoのニュアンスも体に入ってくるでしょう。
今日の教材では
おばあさんあてのメールの最後が
“I’ll come to see you soon”で終わっていました。
さて
I’ll go to see you.とどこが違うのでしょう?
Go to see youは例えば、今AさんとBさんが同じ場所で話しているとします。Bさんはすぐにアメリカに行きます。その時のA さんがBさんに「(アメリカに)会いに行くわ」と言いたいときは
“I’ll go to see you soon.”となるでしょう。
それではまた。