明るい[L] 暗い[L]
今日は例外的に子音の話です。(一応母音を先にやって子音に入っていくつもりです)
Lには2種類の発音があります。明るい[L] 暗い[L]です。
明るいLについては皆様の想像通りの音です。
Love
Lemon
Collect
こちらの音は舌先を上の歯茎の裏にしっかりと押し付けます。その時舌の両側から出る音で、側面音という名前がついているようです。そこを意識し、すこしためて音を作ってみてください。
Lの後に母音が来る場合は明るいLとなります。
次は暗い[L]です。
これは語末のLによく聞かれる音です。後は子音の前に来た場合も暗いLになります。
これはLの音を発音しません。暗いL音の場合日本語のオかウの音になります。
milk ミゥク
help ヘゥプ
people ピーポー (ピープー)
appleアポー (アプー)
イギリス英語では[ウ]アメリカ英語では[オ]と聞こえる単語もあります。
これに関しては残念ながら発音記号を見てもわかりませんので
ケンブリッジディクショナリーを使ってネイティブの発音を聞いてみてください。
ネイティブの発音を聞いてみてください。
https://dictionary.cambridge.org/dictionary/
こういう話をすると「それは一部のアメリカ人の発音で、本当に教養のある人はそんな発音をしない」というような声も聞こえてくるかもしれませんが、そんな発想自体がもう時代遅れです。
ノーベル賞を受賞された真鍋さんの英語を聞かれましたか?
大変気さくなお人柄が感じ取れる英語です。素晴らしい英語、コミュニケーション力も超一流だと感じました。
大多数の人が話す英語が正しい英語です。自分の話を聞いてもらうためには、その人達が話している言葉、発音に近づけることは非常に大事だと思います。
ただしLを入れても間違いではないです。通じます。音声認識もしてくれます。
明日から急にすべての暗いLをウかオに変える必要はないですが、意識してみればネイティブの英語が少し違って理解できるでしょう。
それではこの7つの単語の音声認識やってみてください。